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2025.11.7

第34回デザイン基礎学セミナー『沈黙から言葉へ:子どもの権利と回復を支えるデザインの役割』

子ども時代の感情の抑圧が社会に長期的な影響を及ぼすと指摘したアリス・ミラー(1923-2010)は、同時に、子どもを権利の主体として尊重し、回復の条件を示した。今回はその視座にも依拠しつつ、子どもを権利主体とする回復の公 …

2025.3.21

第9回 数理モデルデザイン研究会 (Society for Math for Design)

科学分野で説明対象の仕組み(デザイン、メカニズム)を明らかにすることは、観察データから具体的な数理モデルを同定することと関係が深い。また、社会の仕組みや、人々の行動の分析の背後には、暗黙のもしくは明示的な「数理モデル」の …

2025.9.5

第33回デザイン基礎学セミナー『初期ロマンティークというデザイン:フランツ・シューベルトをめぐって』

「ここではない何処か」への抑えがたい衝動がロマン主義の要件であったとすれば、19世紀初頭にあってその衝動は、いまだ国家や民族の色に染まることを免れていた。後代へと幾筋にも反射する純度の高い光源がここにはある。シューベルト …

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デザインの新たな可能性を切り開き、その活動領域を拡張するために、デザインとは何かについて根本から考えます。デザインはアートやテクノロジー、社会とどのように関係するのか(デザインの存在論)、デザインの歴史の中でデザインの知はどのように変容し発展しているのか(デザインの認識論)、様々なデザインの領域は身の回りの生活とどのように関係しているのか(デザインの体系化)、デザインは何のためにどこに向かおうとしているのか(デザインの倫理学)について、文献調査や実践者のインタビューを通じて研究しています。